本研究成果として以下3点を挙げる。1)高齢者の認知症予防行動に対する意識と実態に関するデータ解析の結果、意識と実践の実態は性別・年齢により異なり、プログラム開発に当たってこれら差異を踏まえる必要性があるという示唆を得た。2)自治体および企業の協力のもと、通信媒体を用いた認知症予防プログラムを開発した。3)通信媒体を活用することに対する抵抗を軽減するために、高齢者が社会とのつながりを感じつつデジタルスキルを楽しく学ぶことを可能とし、かつ、その修得プロセスが生きがいの創出・ウェルビーイングの向上に寄与し得る方略を開発することが必要と考え、この点にアプローチするプロジェクトを新たに立ち上げた。
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