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2019 年度 研究成果報告書

世界最速の高速原子間力顕微鏡によるAβ凝集体の形成過程の解明

研究課題

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研究課題/領域番号 18K15444
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分52020:神経内科学関連
研究機関金沢大学

研究代表者

中野 博人  金沢大学, 附属病院, 医員 (10804263)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2020-03-31
キーワード高速原子間力顕微鏡 / アミロイドβ蛋白 / 凝集 / 脳実質 / 脳血管 / 凝集過程
研究成果の概要

脳のAβ沈着部位や臨床病理像の多様性には、Aβの凝集過程や構造の違いが深く関係しているという仮説を検証する目的で、in vitro凝集系実験を用いてAβの凝集過程や構造上の特徴を解析した。Aβ1-40、Aβ1-42 monomer溶液にAβ1-40、Aβ1-42 seedsを加えると、Aβの凝集は加速度的に促進された。EMでは、枝分かれのない線維構造を認め、HS-AFMでは異なる構造を有するAβ線維が混在していることが確認できた。

自由記述の分野

脳神経内科学

研究成果の学術的意義や社会的意義

アミロイドβ蛋白 (amyloid β protein: Aβ) は、主に脳実質と血管壁に沈着する。孤発性Alzheimer病(孤発性AD)には、脳実質の老人斑が主体で、典型的なADの臨床病理像を呈するものや血管壁に高度のcerebral amyloid angiopathy (CAA) を認め、脳出血を頻回に起こすものなど、臨床病理像に多様性があることが知られている。また、遺伝性ADの原因遺伝子の1つであるAPP遺伝子変異の種類によっても脳実質のAβ沈着が主体のもの、血管壁のAβ沈着が主体のものなど、異なった臨床病理像をとることが知られているが、詳細についてはわかっていない。

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公開日: 2021-02-19  

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