トゥレット症候群患者には頸部椎間板ヘルニア・椎骨動脈解離などの深刻な合併症が多い。その背景を探索するため、モーションセンサー及び時間解像度の高いジャイロを用いて、患者27名・健常成人45名の頸部の運動を測定した。 頸部運動チックは随意運動と比較して非常に素早い動きである、ことを確認した。実験中のチックの回数と運動チックの回転速度には正の相関がみられた。頸部運動チックの回転速度・加速度を定量的に計測した、初めての研究であったため、成果をまとめて投稿し、2020年にProgress in Neuropsychopharmacology & Biological Psychiatry誌に掲載された。
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