絵本読み聞かせ課題中のTD幼児のMEGデータを絵本の読み手が幼児自身の母親条件と他人条件の2条件で比較検討を行った。脳内ネットワークの評価として、グラフ理論を用いた脳部位間の結合性解析を行った。今回の解析では、脳領域を68部位に分け、Node Degreeを脳結合性の指標とした。結果から母親の読み聞かせ条件では、他人の読み聞かせ条件に比べてアルファ及びベータ帯域の脳内ネットワーク結合指数が全脳レベルで上昇していることがわかった。今後の展望では追加のデータ収集を行い、ASD幼児とTD幼児の脳ネットワーク比較を行いたい。
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