研究課題
2021年度は (1) レンチウイルスベクターを用いた双極性障害家系の患者iPS細胞の神経分化誘導と解析、(2) 候補遺伝子BノックダウンiPS細胞の作成を行った。(1) 2020年度に確立したNgn2レンチウイルスによるリプログラミング法により、双極性障害家系の患者3名のiPS細胞を神経細胞に分化誘導した。培養30日目にカルシウムイメージングを行い、神経活動性を観察した。その結果、健常者iPS細胞に比べて、カルシウムトランジェントの頻度が高いことを見出した。(2)2020年度に本家系患者で遺伝子Bの発現が低下していることを発見した。2021年度、今後疾患と遺伝子Bの関係を検討するため、遺伝子BのノックダウンiPS細胞を作成した。レンチウイルスベクターをクローニングし、遺伝子BのshRNAを恒常的に発現させたiPS細胞を作成し、今後の解析のために保存した。
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すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件、 オープンアクセス 1件) 学会発表 (6件) (うち招待講演 1件)
Journal of Affective Disorders
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