研究成果の概要 |
非自発的入院下で依存症(アルコール・薬物・ギャンブル)治療の効果を調べるため2019年4月~2021年3月に依存症で当院から退院した患者と同時期に当院依存症外来を初診したもののうち59名を対象として同意取得時と一年後と二年後に郵送もしくは対面で調査を行った。 治療を自身で希望したもの(任意群)と、非自発的に行われた者(非自発的群)の退院後の外来継続率、自助グループ参加率、再入院率に有意差は認めなかった。退院後一年間の再使用率のみ任意群で47%,非自発的入院群で86%と有意差を認めたが、二年後調査で直近一年間の再使用率は任意群43%,非自発的入院群30%で有意差は認めなかった。
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