研究課題
本研究の目的は、日常生活における光曝露環境が双極性障害患者の病状にどのような影響を与えているのかを明らかにすることである。平成31年度は研究申請時の予定通り、合計218名の外来通院中の双極性障害患者に対して、外来にて病状の評価をして自宅にて連続7日間の間照度計を使用して光曝露を測定した。本研究結果により、日常生活の光曝露は双極性障害の病状(睡眠の質、うつ症状、躁症状、クロノタイプ、肥満、再発)と関連していることが明らかになった。この結果は、複数の国際誌に掲載された。
2: おおむね順調に進展している
令和2年度は研究申請時の予定通り、合計218名の外来通院中の双極性障害患者をリクルートできており、その結果が複数の国際誌に掲載されているから。
本研究結果は横断研究に留まるだけでなく、縦断研究まで行う。
2021年度は、2019年度までに集めた被験者のフォローアップ調査をする予定であり、引き続き研究補助員雇用の費用を要するため。
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すべて 雑誌論文 (6件) (うち査読あり 4件)
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