肺定位放射線治療(SRT)後の放射線誘発性肺障害について、治療前、1月後、4か月後、12か月後にCT検査、採血、呼吸機能検査等を前向きに調査し検討を行った。16例について解析を行った。SRT4か月にて肺の平均HUとSD、KL-6、SP-Dがピーク値を示し、呼吸機能については全ての項目で経時的に低下し、SRT後12か月でのデータが最も低値であった。4か月でのSP-D、12か月での努力性肺活量や肺拡散能力はSRTの肺線量との関連が認められた。更に肺線量毎のHUの変化量を調べると線量依存性の関連が認められた。
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