研究課題
若手研究
独自に開発したファントムとファントム画像の自動解析・補正プログラムを用いた頭部MR画像の幾何歪みと信号むらの補正法を確立し、0.4-7テスラの磁場強度を持つMR装置において補正効果を実証した。今後の脳画像研究の発展に貢献するため、解析・補正プログラムのインターフェースを開発しマニュアルを作成して汎用脳画像解析ソフトウェアのツールボックスとしてパッケージ化し、ホームページ上で公開した。
医用画像解析
本研究の成果により、複数の磁場強度を持つMR装置において、ファントムを用いた幾何歪みと信号むらの補正が脳体積解析の精度・再現性低下の原因となる装置由来の測定間誤差や装置間の画質の差を低減する事が示されたと考えられる。本手法により、多施設脳画像研究や縦断研究における脳体積指標の変化の検出感度が向上する事が期待される。今後の脳画像研究の発展に貢献するため、補正プログラムは汎用的な実行環境上に実装し、ホームページ上で無償公開した。