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2021 年度 研究成果報告書

限局型小細胞肺癌への放射線治療線量増加の有効性確認試験:生物、物理、人種の視点で

研究課題

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研究課題/領域番号 18K15616
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分52040:放射線科学関連
研究機関地方独立行政法人大阪府立病院機構大阪国際がんセンター(研究所)

研究代表者

森本 将裕  地方独立行政法人大阪府立病院機構大阪国際がんセンター(研究所), その他部局等, 放射線腫瘍科副部長 (00745359)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2022-03-31
キーワード放射線治療
研究成果の概要

肺腫瘍の3例に吸気量実測システムと赤外線反射マーカを同時に用いてその信号特性および全呼吸相で照射した実際planと吸気息止め仮想planを比較する。リハーサルで最大吸気量を100%としてその85%±0.1 Lを実際の息止めの目標とする。吸気時息止め期の実測システムの信号±SD(%)は、各々±4,±3,±1,赤外線反射マーカは±13,±6,±7で吸気時息止め期のばらつきが小さい。CTの肺体積の平均は仮想が実際に比べて1.6 L大きく、PTVは1.5 cc小さく、肺V20、V5は各々1.2%、2.7%低い。吸気量実測システムの吸気息止め信号波形は赤外線反射マーカよりばらつきが少なく安定する。

自由記述の分野

放射線治療

研究成果の学術的意義や社会的意義

学術的意義は、肺腫瘍の放射線治療に関して、吸気実測息止めシステムの信号波形が、従来の腹壁に置いた赤外線マーカーの信号波形に比べて安定していて、治療計画CTに使用可能である。照射体積を減らし、正常組織に当たる放射線の量を減らせる。社会的意義は、臨床応用ができれば、患者の放射線治療による有害事象を減らすことができる。照射体積を減らすことによって、腫瘍内を、今までより正確に線量増加できる可能性がでてくる。

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公開日: 2023-01-30  

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