研究課題/領域番号 |
18K15625
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分52040:放射線科学関連
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研究機関 | 北海道大学 (2020-2021) 東京大学 (2018-2019) |
研究代表者 |
仲本 宗泰 北海道大学, 保健科学研究院, 助教 (10808877)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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キーワード | Radiomics / 予後予測 / 放射線治療 / 患者変動 |
研究成果の概要 |
本研究はRadiomics (レディオミクス) に基づく放射線治療時の患者変動を考慮した予後予測システムの開発を目的とした.本研究では放射線治療前および治療中に取得される医用画像から患者変動を含んだRadiomics特徴量を抽出した.そして,抽出した患者変動を含んだRadiomics特徴量を基に治療後の予後および予後に関連する因子を予測するシステムを開発した.開発したシステムを用いることで患者変動を考慮した放射線治療予後予測の可能性を示唆することができた.
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自由記述の分野 |
医学物理学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究において治療時の患者変動を含んだRadiomics特徴量と放射線治療予後との関係を学習させてモデリングすることにより治療時患者変動を考慮した上で予後が予測できる可能性を示した.また,本研究で開発したシステムを用いて予測した予後の結果を治療計画時や治療中にフィードバックすることで患者個々の変動や特徴に最適化されたオーダーメイド放射線治療の実現が期待できる.必要なデータは放射線治療を行なう上で取得される医用画像と予後情報のみであるため,提案したシステムで構築したモデルを用いれば他施設でも簡便に予後を予測することが可能で臨床的な意義が高い.
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