凍結療法を腎以外の臓器においても応用するために、凍結療法の弱点である換気や血流によって発生するheat-sink effectの低減は重要な課題である。 今回換気下の摘出肺において凍結用プローブと温度計を穿刺し温度測定を行えることが確認された。また、凍結針より8.2㎜までは-20℃温度計測を得られることが分かった。今後換気・還流下での凍結療法の温度測定を行いそれと比較すること、更には肺動脈のバルーン閉塞時の温度測定と比較することによりheat-sink effectの低減の効果的な方法が開発できると考えられる。
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