研究実績の概要 |
2023年度は妊娠関連ホルモンの間葉系幹細胞(MSC)の増殖に与える影響を調査した。11日間のMSC培養において、異なる濃度のhCG, プロゲストロン, エストロゲンをそれぞれ添加した場合と無添加で比較した。hCG濃度≧25IU/ml以上の条件でMSC増殖率がhCG無添加に比し上昇する可能性を認めた。一方、プロゲストロン, エストロゲンはそれぞれ添加、無添加でMSCの増殖に差を認めなかった。本結果をもとに、今後も妊娠関連ホルモンが間葉系幹細胞に与える影響をさらに調査していく。
研究期間全体を通じて、代表研究者が海外の研究機関との合同研究や、MRIを用いた脳評価の研究を併行して実施し、それら研究が成果を挙げる結果となった。
|