研究成果の概要 |
移植関連血栓性微小血管障害(TA-TMA)の予測因子同定のために現在までに既に米国成人の病因として知られる17遺伝子をはじめ、さらに関連する可能性のある23遺伝子を含んだ40遺伝子の解析を行う計画をたてた。宮崎大学のみでは症例数は限定的であり、より多くの検体を得るために近畿大学、横浜市立大学、鹿児島大学との共同研究とし、各施設の医の倫理委員会の承認を得た上で、TA-TMA合併20例ならびに非合併20例のエクソーム解析を行った。TA-TMA合併例で低頻度バリアント(CFHR5, CFHR4, THBD, C1RLなど)を認めたが、統計学的有意差の検証のためにさらなる症例集積を検討中である。
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