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2022 年度 研究成果報告書

エピジェネティック制御機構破綻による小児AML発症機構の解明と新規治療薬の開発

研究課題

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研究課題/領域番号 18K15687
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分52050:胎児医学および小児成育学関連
研究機関東海大学 (2020-2022)
昭和大学 (2018-2019)

研究代表者

山本 将平  東海大学, 医学部, 准教授 (90439480)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2023-03-31
キーワード骨髄増殖性疾患 / 骨髄線維症 / 急性骨髄性白血病 / エピジェネティック制御関連遺伝子 / ASXL1遺伝子 / JAK2V617F / leukemogenesis
研究成果の概要

真性多血症患者の多くにJAK2V617F変異が認められるが、エピジェネティクス関連遺伝子であるASXL1変異との協調において予後不良な骨髄線維症を発症する。骨髄増殖性疾患ドライバー変異を有するJAK2V617FマウスはAsxl1欠失と協調し骨髄線維症に進展した。JAK2V617F;Asxl1+/- マウスでは巨核球の過形成および骨髄性白血病への進展を認めた。プロモーター領域におけるH3K4me3の高発現によるがん原遺伝子の活性化が要因として示唆される。

自由記述の分野

小児血液腫瘍学

研究成果の学術的意義や社会的意義

骨髄増殖性疾患はJAK2V617F変異を高頻度に認める疾患であるが、近年、ASXL1などのエピジェネティック制御に関わる遺伝子変異が協調することで予後不良な骨髄線維症や骨髄性白血病を発症すると考えられている。本研究では、ヒトにおける疾患の特徴を明らかにすると同時に、モデルマウスにおいても同様の事象を確認しえた。また、疾患発症のメカニズムを解明し、至適薬剤を検討することで新規治療法開発につなげることが可能となり社会的意義を有する研究である。

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公開日: 2024-01-30  

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