研究課題/領域番号 |
18K15718
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研究機関 | 愛媛大学 |
研究代表者 |
加賀城 真理 (手束) 愛媛大学, 医学部附属病院, 医員 (40527511)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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キーワード | 血管新生 / CBF1 / アプタマー / CUL3 |
研究実績の概要 |
血管新生制御分子軸であるBAZF/CBF1の制御剤として、CBF1の核酸アプタマーをSELEX法を用いて15種類の開発にした。 15種類のうち、血管新生阻害活性のあるCBF1アプタマーとして、6種類を導出できた。これらのアプタマーは、血管内皮細胞においてtube formationを抑制し、cell viliabirityも低下させた。 また新規な血管新生制御分子として、CUL3型ユビキチンE3の基質認識受容体の一つとして、KBTBD proteinを同定することができた。 今後は、血管内皮細胞におけるKBTBD proteinの機能解析、血管新生阻害におけるCBF1アプタマーの詳細な作用点の解明を進める。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
血管新生を制御するCBF1/BAZFの結合阻害剤の探索を行い、15種類のアプタマーを作成した。阻害剤の血管内皮細胞における増殖抑制活性を評価できている。
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今後の研究の推進方策 |
新規な血管新生制御分子として、CUL3型ユビキチンE3の基質認識受容体の一つとして、KBTBD proteinを同定することができた。 今後は、血管内皮細胞におけるKBTBD proteinの機能解析、血管新生阻害におけるCBF1アプタマーの詳細な作用点の解明を進める。
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