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2019 年度 実施状況報告書

ラット膵発癌モデルの開発による膵癌早期診断マーカーおよび新規治療法の確立

研究課題

研究課題/領域番号 18K15745
研究機関新潟大学

研究代表者

五十嵐 聡  新潟大学, 医歯学総合病院, 助教 (50790953)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2021-03-31
キーワード膵癌 / ラット膵発癌モデル
研究実績の概要

ラット膵臓特異的なハイドロダイナミック遺伝子導入法(HGD)による膵発癌モデル作製のための標的遺伝子を決定し、膵前癌性病変、発癌モデルを用いたがん組織の検証を行う。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

1. 膵発癌モデル作成のための標的遺伝子の決定
Kras、Kras mutant (G12D)、Myc、Nras、Yapのプラスミドを用いた。8通りの組み合わせ作成し、それぞれラット5-6匹ずつに対して膵選択的HGDを施行。飼育期間はHGD後最長6ヶ月とし、腫瘍形成が疑われればsacrificeする方針とした。
K-ras mutant単独群9週後およびK-ras mutant+Yap群12週後で膵に腫瘍形成を認め、またK-ras mutant+Yap群21週後に皮下および肝表に転移および播種を疑う病変を認めた。
2. 膵前癌性病変、発癌モデルを用いたがん組織の検証
得られた腫瘍組織を用い免疫染色により発現蛋白を確認した。合わせて肝でのWestern Blot法により発現蛋白の確認を行った。

今後の研究の推進方策

膵発癌ラットの腫瘍組織を分子生物学的、組織学的に検討するとともに、経時的な血清の解析により早期診断マーカーの検証を行う。また検証した種々の遺伝子を標的とした核酸医薬(siRNAなど)による遺伝子治療、分子標的治療の標的遺伝子の検討、治療効果の検証を行う。

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公開日: 2021-01-27  

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