現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
1. 膵発癌モデル作成のための標的遺伝子の決定 Kras、Kras mutant (G12D)、Myc、Nras、Yapのプラスミドを用いた。8通りの組み合わせ作成し、それぞれラット5-6匹ずつに対して膵選択的HGDを施行。飼育期間はHGD後最長6ヶ月とし、腫瘍形成が疑われればsacrificeする方針とした。 K-ras mutant単独群9週後およびK-ras mutant+Yap群12週後で膵に腫瘍形成を認め、またK-ras mutant+Yap群21週後に皮下および肝表に転移および播種を疑う病変を認めた。 2. 膵前癌性病変、発癌モデルを用いたがん組織の検証 得られた腫瘍組織を用い免疫染色により発現蛋白を確認した。合わせて肝でのWestern Blot法により発現蛋白の確認を行った。
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