研究成果の学術的意義や社会的意義 |
炎症性腸疾患(inflammatory bowel disease, IBD) には治療に難渋する重症例、治療抵抗例が存在する。サイトメガロウイルス(cytomegalovirus, CMV) は、IBD、特に潰瘍性大腸炎における重症化、難治化の要因の1 つと考えられているが、その機序については明らかでない。 本研究では、ヒトIBD 患者におけるCMV 再活性化例と類似した治療抵抗性を示すCMV感染合併IBDマウスモデルを確立することに成功した。このマウスモデルを使用することでIBDにおける難治化のメカニズムを詳細に検討することが可能となった。
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