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2020 年度 研究成果報告書

尿中miRNAによる無侵襲大腸癌診断バイオマーカーの開発

研究課題

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研究課題/領域番号 18K15757
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分53010:消化器内科学関連
研究機関名古屋市立大学

研究代表者

北川 美香  名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 助教 (80588632)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2021-03-31
キーワード尿 / バイオマーカー / miRNA / 大腸癌
研究成果の概要

本研究では、健常者と比較し、大腸癌症例の尿中で有意に高発現する2種類のmiRNAを同定した。独立したコホートにおいても、2種類の尿中miRNAともに健常者と比較し大腸癌症例で有意な高発現を示し、これら2つのmiRNAを用いた診断パネルによる大腸癌診断能は良好であった(AUC = 0.868)。2種類のmiRNAともに健常者と比較しStage 0/I大腸癌患者の尿中で有意に高発現を示し、その組みあわせにより健常者とStage 0/I大腸癌症例の識別もAUC = 0.845と良好に可能であり、Stage0/I大腸癌を感度:82.8%、特異度:73.4%で診断可能であった。

自由記述の分野

消化器内科

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究では、内視鏡的切除で治癒可能な超早期の大腸癌をも診断可能な尿中バイオマーカーを同定した。尿はいつでも誰でも簡単に採取可能であることから、本研究成果のバイオマーカーを使用することにより、自宅にいながらの検診が可能となる。また尿検体は無侵襲に採取可能であり、保存容器も限定しないことからコストも安く、今後の大腸癌検診の簡易化・低コスト化に大きく貢献できるものと期待している。

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公開日: 2022-01-27  

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