人工知能を用い、他モダリティでは診断困難な膵嚢胞や膵腫瘍の良悪性診断を試みた。膵嚢胞の一種であるIPMN50例を対象とし、ResNet50をベースにAIモデルを作成、tensorflowを用いて学習させ10-fold交差検証を用いて評価した。その結果AIは正診率94%で良悪性診断を行うことが可能であった。 膵腫瘍に関しては膵管癌、神経内分泌腫瘍、自己免疫性膵炎、慢性膵炎の4疾患約900例を対象とし、EffcientNet-b4をAIモデルとして使用、pytorchを用い、スーパーコンピュータを用いて学習させ外的検証まで行った。その結果AIは膵管癌か否かを正診率90%で行うことが可能であった。
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