本研究はMC4R遺伝子欠損マウスを用いてMaid遺伝子の機能解析を行うことを目的としている。 MC4R遺伝子欠損マウス、Maid遺伝子欠損マウスおよびMC4RおよびMaid両遺伝子欠損マウスについてはそれぞれ作成、生育に成功している。また既報通り当施設においてもMC4R遺伝子欠損マウスに高脂肪食投与を行うことにより肝線維化を来し、NASHモデルとして使用できることを確認できている。 育成が困難であった両遺伝子欠損マウスの増産が可能となり、高脂肪食投与を行わなくとも高度肥満を来すことが明らかとなった。 今後、摘出した標本を用い、免疫組織化学染色およびRT-PCR、ウエスタンブロット解析により機能解析を行う予定である。
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