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2020 年度 実施状況報告書

糖尿病患者の大腸癌発生・進展におけるグルカゴンの意義に関する基礎的・臨床的検討

研究課題

研究課題/領域番号 18K15791
研究機関名古屋市立大学

研究代表者

八木 崇志  名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 研究員 (00781840)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2022-03-31
キーワードグルカゴン / 大腸癌細胞
研究実績の概要

昨年度に、C57BL6-DIOマウスがC57BL6、コントロールマウスを比較し、高体重、高血糖、高グルカゴン血症を示すことが確認されたため、今年度はグルカゴン受容体Knockdown細胞株を用いたマウス腫瘍移植実験を行った。
まず、糖尿病モデルマウスを用いたグルカゴンの細胞増殖への関与の解析として、糖尿病モデルマウス(C57BL/6J-DIO)のxenograftモデルを用いた。糖尿病モデルマウスに、遺伝子改変により樹立したGCGR knockdownマウス大腸癌細胞を移植し増殖能を評価するため、GCGR Knockdownマウス大腸癌細胞を皮下移植し、経時的に腫瘍の大きさを測定した。GCGR knockdownマウス大腸癌細胞はコントロールマウス大腸癌細胞に比べて、有意に腫瘍増殖能が低下していることが確認された。また、両群間ではマウスの血中グルカゴン濃度や随時血糖、体重のパラメーターに有意な差は確認されなかった。
コントロールマウスへの腫瘍細胞皮下移植実験ではGCGR Knockdownマウス大腸癌細胞とコントロールマウス大腸癌細胞では細胞増殖能に誘因な差は認められなかった。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

今年度はコロナウイルスの蔓延のため実験を計画通りに遂行することが困難であった。

今後の研究の推進方策

今後は、採取した大腸癌細胞組織の免疫染色を行う予定である。マウス腫瘍組織におけるGCGRの発現の確認、増殖シグナル伝達へ及ぼす影響、細胞増殖関連免疫染色の検討を行う予定である。

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公開日: 2021-12-27  

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