抗がん剤治療が開始初期には効果的であっても、治療経過とともに耐性を生じるケースが多く、最も 進んだStageの胃がん・大腸がんの予後は抗がん剤治療を行っても1年程度に留まることが問題である。代償的増殖幹細胞を含めた複数のがん幹細胞ある いはがん微小環境を同時に標的とする新規抗がん療法の有用性を検討するため、以下の研究を行った。Cxcr4とMist1はオーバーラップし、double positiveの細胞はin-vitroで高いcolony formation abilityを示す一方Cxcr4とCCK2Rはオーバーラップなしであっ た。CXCR4阻害薬AMD3100は抗胃がん作用を示した。
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