本研究ではソラフェニブ耐性細胞であるPLC/PRF5/R-1、R-2細胞と親株のconditioned mediaを用いて代謝物を網羅的メタボローム解析を行いソラフェニブ耐性肝癌と感受性肝癌の違いを明らかにすることを目的とした。ソラフェニブ耐性株と親株のconditioned mediaを作成し、CE-TOFMを用いて代謝産物の測定を行った。現在、検出されたピークに基づいて抽出された約1000の成分を既存の分析データと照合し、ソラフェニブ耐性株と親株との代謝プロファイルを比較して特異的な代謝産物を同定中である。
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