研究実績の概要 |
3つのデータベースよりESCCに高発現する18個のmiRNAを選出した。組織検体(ESCC:32,正常:32)では、18個全てがESCCで有意に亢進し、次いで、血清検体(ESCC:50,健常:50)では、8個がESCCで有意に亢進していた。さらに、408例(ESCC:280,健常:128)の血清を用いて8個のmiRNA発現を調べ、miRNAパネルを用いたESCC早期診断モデルを構築した(AUC=0.83)。このモデルにより、新たな2つのESCCコホート(n=165,126)においても高い診断能が確認された(AUC=0.89,0.80)。いずれのコホートでも、臨床病期第I期のESCCにおいても高感度(AUC=0.79以上)に血清診断できた。
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