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2019 年度 研究成果報告書

急性肝不全に対する組織修復幹細胞(Muse細胞)の細胞治療に向けた理論基盤構築

研究課題

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研究課題/領域番号 18K15825
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分53010:消化器内科学関連
研究機関岩手医科大学

研究代表者

鈴木 悠地  岩手医科大学, 医学部, 助教 (00779332)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2020-03-31
キーワードMuse細胞 / 急性肝不全 / 再生医療 / 細胞治療
研究成果の概要

骨髄や臓器の結合組織に存在するMuse細胞は、傷害組織に集積しその組織に応じた細胞に自発的に分化する能力を持つ。本研究では、急性肝障害患者におけるMuse細胞の動態解析を行うことで、ヒトの病的状態におけるMuse細胞の役割を明らかにすることを目的とした。急性肝障害患者では臨床経過中にMuse細胞とその遊走因子(スフィンゴシン-1-リン酸)が上昇することを明らかとした。また、末梢血に動員されたMuse細胞は障害肝に遊走し、生着・分化し得ることを示した。

自由記述の分野

消化器内科学

研究成果の学術的意義や社会的意義

再生医療の細胞ソースとして注目されるMuse細胞が、病的状態で一過性に動員され、障害組織の修復を行なっていることを支持する結果が示された。また、我々の研究結果は、肝臓の組織修復やホメオスタシスに肝外由来の細胞が貢献している可能性を示す結果でもある。本知見は、急性肝障害におけるMuse細胞の動態解明と、肝疾患に対するMuse細胞の細胞治療の可能性を検証するための基礎的データとなる。

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公開日: 2021-02-19  

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