研究成果の概要 |
Aryl hydrocarbon receptor (AhR)は腸内細菌由来代謝産物や環境因子 (ダイオキシン・タバコの煙など) を認識する転写 因子であり、免疫システムの恒常性の維持に重要な役割を果たしている。「腸内細菌叢の変化に伴う細菌由来代謝産物のProfile変化」がAhRの活性化を介して、自己免疫性膵炎の発症を制御するという仮説を検証した結果、AhRリガンドである2, 3, 7, 8-Tetrachlorodibenzodioxin (TCDD)の投与あるいはIndole-3-pyruvic acid (IPA)の給餌により、自己免疫性膵炎の発症は抑制されることを見出した。
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