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2020 年度 実績報告書

心房細動アブレーション後におけるインターバルトレーニングの有効性の研究

研究課題

研究課題/領域番号 18K15840
研究機関東京大学

研究代表者

小栗 岳  東京大学, 医学部附属病院, 助教 (00750001)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2021-03-31
キーワード心房細動 / 心臓リハビリ
研究実績の概要

最終年度の研究実績として、新型コロナウィルスの影響により心臓リハビリ室での実施が不可能となり、新たなリクルートができない状況となってしまった為、目標到症例数には及ばず、解析対象となる人数にも到達しない結果となった。本研究は閉鎖された心臓リハビリ室での1対1対応での実施となるため昨今の事情を鑑みると最終年度の新規エントリー、研究の遂行は不可能となってしまった。
一方で、本研究について実際に介入した群について症例個別でみていくと心不全の指標となるBNPや心房細動再発率は低い傾向がみられた。また左房系の縮小などいわるゆる再発指標になりうるデータに関してもその有効性が垣間みられた。つまり、心房細動アブレーション後の介入について一定の効果があると思われるものの、実際の解析含めての検討ではない為、当初の研究計画の目標症例数実施まで研究の遂行が現時点でのタスクとなる。
今後症例が集積していくことでその有効性は十分検討できると思われる。
今後の計画としては、今回のアブレーション術後介入研究については引き続き継続して実施する予定である。その一方で従来の手法とは一線を画した、リモートや在宅で可能な介入や指導などが考慮される状況となっていることは紛れもない事実である。
今回の研究計画と併せて実施しているサブ研究として呼吸機能評価については一定の症例集積ができた為、今回の研究成果として現在論文化している。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2021 2020

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件) 学会発表 (2件)

  • [雑誌論文] Allyl isothiocyanate (AITC) activates nonselective cation currents in human cardiac fibroblasts: possible involvement of TRPA12021

    • 著者名/発表者名
      Oguri Gaku、Nakajima Toshiaki、Kikuchi Hironobu、Obi Shotaro、Nakamura Fumitaka、Komuro Issei
    • 雑誌名

      Heliyon

      巻: 7 ページ: e05816~e05816

    • DOI

      10.1016/j.heliyon.2020.e05816

    • 査読あり
  • [雑誌論文] What is the mechanism of irregular pacing spikes? Pacing failure, sensing failure, or something else? A case report2020

    • 著者名/発表者名
      Oguri Gaku、Kojima Toshiya、Fujiu Katsuhito、Komuro Issei
    • 雑誌名

      European Heart Journal - Case Reports

      巻: 4 ページ: 1~4

    • DOI

      10.1093/ehjcr/ytaa065

    • 査読あり
  • [学会発表] Involvement of chloride channel (Clic) in myocardial fibrosis of pressure-overload model mice and dilated cardiomyopathy patients2021

    • 著者名/発表者名
      Gaku Oguri, Toshiaki Nakajima, Seitaro Nomura, Hironobu Kikuchi, SyotaroObi, Teruo Inoue, Issei Komuro
    • 学会等名
      第85回日本循環器学会学術集会
  • [学会発表] Involvement of Chloride Channel (clic) in Myocardial Fibrosis of Pressure-overload Model Mice and Dilated Cardiomyopathy Patients2020

    • 著者名/発表者名
      Gaku Oguri, Toshiaki Nakajima, Seitaro Nomura, Takafumi Nakajima, Hironobu Kikuchi, SyotaroObi, Teruo Inoue, Issei Komuro
    • 学会等名
      AHA 2020 (virtual)

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公開日: 2021-12-27  

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