前向き多施設急性心不全レジストリ研究であるREALITY-AHFのデータベースを用い、本邦の心不全入院患者における冠動脈カテーテル検査の施行率およびその予後との関連について調査した結果、38%の患者に冠動脈カテーテル検査が行われていることが明らかとなり、かつ冠動脈カテーテル検査を行った患者は行わなかった患者と比較してその後の生存率が高いという結果を得た。また、国内4施設新たに開始した前向き多施設レジストリ研究においてもこれまでに300人の心不全入院患者から同意を得たうえで登録し、冠動脈カテーテル検査施行率に関してはREALITY-AHFデータベースの解析と非常に近い結果を得ることができた。
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