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2021 年度 研究成果報告書

心不全患者における冠動脈疾患合併患者の特徴と予後に関する前向き多施設観察研究

研究課題

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研究課題/領域番号 18K15862
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分53020:循環器内科学関連
研究機関順天堂大学

研究代表者

末永 祐哉  順天堂大学, 医学部, 准教授 (50811642)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2022-03-31
キーワード心不全 / 冠動脈疾患 / 疫学研究 / 多施設レジストリ研究 / 予後
研究成果の概要

前向き多施設急性心不全レジストリ研究であるREALITY-AHFのデータベースを用い、本邦の心不全入院患者における冠動脈カテーテル検査の施行率およびその予後との関連について調査した結果、38%の患者に冠動脈カテーテル検査が行われていることが明らかとなり、かつ冠動脈カテーテル検査を行った患者は行わなかった患者と比較してその後の生存率が高いという結果を得た。また、国内4施設新たに開始した前向き多施設レジストリ研究においてもこれまでに300人の心不全入院患者から同意を得たうえで登録し、冠動脈カテーテル検査施行率に関してはREALITY-AHFデータベースの解析と非常に近い結果を得ることができた。

自由記述の分野

心不全

研究成果の学術的意義や社会的意義

これまで冠動脈疾患合併心不全患者は、心不全患者に焦点を当てた研究においては主に過去の冠動脈疾患歴の有無のみで虚血性・非虚血性心不全のサブグループとして扱われ、一方、冠動脈疾患患者に焦点を当てた研究においては心不全合併サブグループとして扱われてきた。しかし、これでは冠動脈疾患合併心不全患者について詳細に記述する事は不可能であり、本研究はこの疾患群を中心に据えた上で詳細にその特徴などを記述しているという点においてこれまでの研究とは異なり学術的意義が高いと考えられる。今後はどのような患者でより冠動脈カテーテル検査が勧められるかを症例を蓄積し検討する必要がある。

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公開日: 2023-01-30  

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