持続性心房細動のアブレーション治療において、電気的除細動を行った直後に心房細動再発をすること(Immediate recurrence of atrial fibrillation; IRAF)があり、この臨床的意義を明かにすることを目的とした。合計313例を登録し前向き観察研究を行った。 IRAFは62例(20%)に認め、IRAF群では非IRAF群より左房容積係数、右房面積が小さかった他、背景に差は認めなかった。初回治療後では左房容積係数(ハザード比1.02)が、また2回目の治療を含む最終治療後ではIRAF(ハザード比0.35), 右房面積(ハザード比1.09)が不整脈再発の予測因子だった。
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