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2019 年度 実施状況報告書

急性冠症候群発症における流体力学的研究

研究課題

研究課題/領域番号 18K15866
研究機関大阪医科大学

研究代表者

山内 洋平  大阪医科大学, 医学部, 助教 (30734587)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2021-03-31
キーワード急性冠症候群 / 壁ずり応力 / 冠動脈CT / 数値流体力学
研究実績の概要

対象症例を選定は終了し、冠動脈CTデータを用いた数値流体解析(Computed Fluid Dynamics: CFD)を行っている。冠動脈における数値流体解析は、CTデータをもとに冠動脈の血管構築を行い、構築された血管モデルをもとに血流、血管ずり応力(Wall shear stress: WSS)といった数値流体解析を行う。しかし、冠動脈は2-4mmの小血管であるために、最重要過程となる血管モデルを構築することの再現性が乏しかったが、冠動脈血管構築専用のソフトウェアを併用することで、再現性をもって詳細な血管構築が可能となった。数例の解析結果では、急性冠症候群を発症した冠動脈ではWSSが高値であり、当該研究の仮説通り、WSSがACS発症に関与している可能性が示唆される。引き続き、血管構築及びCFDを行い、症例解析を進めていく。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

対象症例の抽出は終了し、現在は解析に移行している。詳細な血管抽出が難しく、症例毎でtry and errorがあるため、1症例において血管抽出、流体力学的解析に時間を要している。

今後の研究の推進方策

症例の抽出は終了しており、引き続き解析を行う。
依頼しているエンジニアと頻回に話し合いを行い、円滑に解析を進めていく。

次年度使用額が生じた理由

try and errorのために、症例解析が予定通り進んでおらず、次年度使用額(2690000円)が生じた。対象症例の解析を完結するために、頻回にエンジニアと会議を行い、円滑に解析を進めていき、次年度は、次年度使用額及び令和2年度の研究費をあわせて、数値流体解析の受託解析費用に使用する予定である。

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公開日: 2021-01-27  

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