研究課題
心筋梗塞時の心筋壊死を極小化する機械-神経最適減負荷治療の開発において、平成30年度より引き続き、梗塞サイズ縮小効果と遠隔期心不全抑制検証を進め、同知見を論文化する作業を進めた。また、機器開発につなげるため、神経刺激カテーテルの開発も並行して進め、臨床試験の実施を想定した試作機の作製が完了した。経皮的左室補助ポンプと経皮的迷走神経刺激装置を組み合わせたシステムの動作検証を犬モデル動物で行い、組み合わせた際の制御アルゴリズムの絞り込みを同時に行った。主要な成果として、組み合わせ治療による心筋梗塞へ効果及び、ポンプ制御に関する検証の2つの論文が令和2年度初旬に提出予定である。
2: おおむね順調に進展している
研究・実験自体は計画書の通りに進めることが可能であった。一方、研究期間で創出した特許の出願完了後に研究成果を論文化する必要があり、特許出願が令和2年度初旬に遅延したため、論文化(作成は終了)のみ次年度への以降が必要となった。
主要成果論文2本および関連論文3本(左室補助ポンプの循環生理モデルへの影響、ECMOによる心筋梗塞サイズへの影響、Ivabradineによる心筋梗塞後心不全への影響)を令和2年度内に提出し、査読のある雑誌にてエビデンス化する。
補助事業の目的をより精緻に達成するための研究の実施(追加(再現)実験の実施や学会参加、論文投稿など)
すべて 2020 2019 その他
すべて 雑誌論文 (4件) (うち査読あり 4件、 オープンアクセス 2件) 学会発表 (5件) (うち国際学会 2件、 招待講演 3件) 備考 (1件)
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