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2019 年度 研究成果報告書

末梢血エクソソームの定量プロテオミクスによる肺結核の画期的バイオマーカー探索

研究課題

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研究課題/領域番号 18K15924
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分53030:呼吸器内科学関連
研究機関大阪大学

研究代表者

木庭 太郎  大阪大学, 医学部附属病院, 医員 (00812942)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2020-03-31
キーワード結核 / エクソソーム / バイオマーカー
研究成果の概要

末梢血由来エクソソームの最新プロテオミクスによる探索及び検証により、診断、病勢把握、治療反応性予測に役立つ結核の画期的バイオマーカーを見出すことを目標に研究を行った。
健常人10人、結核患者10人の血清からサイズ排除クロマトグラフィーを用いてエクソソームの単離を行い、ノンラベル定量プロテオミクスにより1661種類のタンパクを同定した。同定したタンパクによるPCA解析では、健常人と結核患者がグルーピングされた。30個のタンパクが結核患者において有意に2倍以上上昇しており、バイオマーカー候補タンパクとした。その中には、結核治療により、良好に低下しているタンパクが複数同定された。

自由記述の分野

呼吸器内科学

研究成果の学術的意義や社会的意義

途上国では多剤耐性結核やHIV陽性結核が深刻な問題となっている。これらの問題解決には、結核の分子病態に立脚した診断、病勢把握、 治療反応予測に有用なバイオマーカー開発が急務である。
種々の細胞が分泌する細胞外小胞エクソソームは新たな細胞間・臓器間のコミュニ ケーション手段として脚光を浴びている。我々はこのエクソソームをバイマーカー探索のソースとして使用した。結核患者血清からエクソソームを単離し、最新のプロテオミクスを駆使することにより、複数のバイオマーカー候補タンパクを同定した。
このバイオマーカ探索のストラテジーは、様々な疾患に応用可能であると考えられる。

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公開日: 2021-02-19  

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