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2020 年度 研究成果報告書

交感神経の過活動の制御を焦点とするARDSおよび肺癌への新たな治療戦略の検討

研究課題

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研究課題/領域番号 18K15929
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分53030:呼吸器内科学関連
研究機関宮崎大学

研究代表者

坪内 拡伸  宮崎大学, 医学部, 助教 (60573988)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2021-03-31
キーワードグレリン / ARDS / 肺癌
研究成果の概要

交感神経の過活動は炎症、癌の進展と関連する。グレリンが交感神経活性を強力に抑制することに着目し、グレリンシグナルとARDSと肺癌の発生および増大との関連を検討した。LPS投与マウスにおいて、薬理量の過剰なグレリン投与は肺炎症を軽減した。その効果は迷走神経切断処置においても認められた。グレリン受容体欠損マウスでは、LPS投与による炎症が減弱化していた。内因性のグレリンと薬理量のグレリン投与による炎症シグナルへの効果が異なることが示唆された。内因性グレリンの欠損したマウスでは、ウレタン腹腔内投与による肺癌の発生が有意の増加していた。グレリンシグナルの欠損が肺癌の発癌に影響する可能性が示唆された。

自由記述の分野

呼吸器

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究の結果から、内因性グレリンの有無が難治性呼吸器疾患の一つであるARDSの病態の悪化に関与することが明らかになった。ARDSは有効な治療が確立されていない呼吸器疾患の一つであり、本研究で得られた知見が新しい治療法につながることが期待される。

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公開日: 2022-01-27  

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