研究成果の概要 |
腸内細菌叢が産生するプロピオン酸添加水をアデニン負荷マウスに投与した.その結果,濃度依存性に血清BUN,Cr値が改善し,腎組織も改善することが確認出来た.また,プロピオン酸の受容体である,GPR41, GPR43のノックアウトマウスでは,プロピオン酸添加による腎機能の改善効果が,正常マウスより減弱された.よって,短鎖脂肪酸,GPR41,GPR43の連関を示された.また,腎組織において,炎症性サイトカインの改善が有意にみられ,GPR41, GPR43は炎症に関与することが分かった.
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