GGCX (γ-glutamyl carboxylase)症候群はγ-グルタミル基のカルボキシル化不全により皮膚石灰化症状を呈する。本研究ではGGCX症候群を中心とした皮膚石灰化疾患における、皮膚石灰化機序を解明する基礎研究として、抗石灰化分子fetuin-Aに着目し研究を行った。 結果、GGCX患者の培養線維芽細胞上清においてfetuin-Aは検出されず、これは健常人でも同じ結果であった。血清のfetuin-A濃度は、皮膚石灰化類似疾患である弾性線維性仮性黄色腫において、健常人と同程度検出された。
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