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2021 年度 研究成果報告書

iPS細胞由来筋細胞-CD8T細胞-マクロファージ共培養でのPM/DMの病態解明

研究課題

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研究課題/領域番号 18K16141
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分54020:膠原病およびアレルギー内科学関連
研究機関東京医科歯科大学

研究代表者

長谷川 久紀  東京医科歯科大学, 東京医科歯科大学病院, 講師 (00707028)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2022-03-31
キーワードヒトiPS細胞由来筋細胞 / 筋細胞傷害 / 多発性筋炎 / 筋細胞-CD8T細胞共培養
研究成果の概要

多発性筋炎/皮膚筋炎(PM/DM)は、病態に非特異的な既存の免疫抑制療法に抵抗例も多く、病態に基づいた新規治療薬開発が重要である。自己免疫性筋炎の発症に、細胞傷害性CD8T細胞(CTL)だけでなく、筋局所の自然免疫活性化も必須であるが、PM/DM患者の筋病変内のマクロファージ(Mψ)の自然免疫活性化への寄与の理解は十分でない。本研究では、PM/DMの筋病変の炎症性細胞浸潤を再現したヒト筋細胞-CTL- Mψ混合培養系で、MψがCTLの筋細胞傷害能に与える影響を検証できるよう、まずは、ヒトiPS細胞(hiPSC)由来再生CTLによるhiPSC由来筋細胞への抗原特異的な細胞傷害の系を確立した。

自由記述の分野

膠原病・リウマチ内科学

研究成果の学術的意義や社会的意義

日本でPM患者の疾患特異的hiPSCを用いてPM/DMの研究を行っているのは当研究室のみであり、また、hiPSCから分化させたヒト筋細胞に対する抗原特異的なヒトCTLによる細胞傷害系の確立と、その培養系にMφを加えて、MφのPM/DMの病態への関与や自然免疫活性化機序の解明を目的とする本研究は非常に独時性が高い研究と考える。また本研究は、PM/DMの病態に基づいた治療標的を提唱し、PM/DMの革新的な治療法の開発につながるだけでなく、政府が健康医療戦略2015で提唱した、疾患特異的hiPSCを用いた難病・希少疾病等の原因解析や創薬等に係る研究である点も非常に意義の高い研究である。

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公開日: 2023-01-30  

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