研究課題/領域番号 |
18K16152
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研究機関 | 山口大学 |
研究代表者 |
大石 景士 山口大学, 医学部附属病院, 診療助教(4日/週) (60771409)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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キーワード | 気管支喘息 / イメージングバイオマーカー / 末梢気道機能障害 |
研究実績の概要 |
気管支喘息は遷延する気道炎症や気道構築変化(リモデリング)が不可逆的な気道閉塞をもたらし、難治化させる病態として提唱されている。特に、末梢気道における炎症やリモデリングが難治化に関連するという報告があり、末梢気道の機能障害の評価方法確立が望まれている。申請者らは過去に非侵襲的・簡便な末梢気道炎症の評価方法を確立しており、喘息難治化病態の解明には、非侵襲的・簡便な末梢気道機能障害の評価方法の確立が重要と推測している。本研究は、parametric response map(以下PRM:微小な末梢気道閉塞を空間的・定量的に評価できる画像解析法)によるイメージングバイオマーカーが喘息の末梢気道機能障害の非侵襲的・簡便な評価法として有用であるとの仮説をたて、早期から重症までの喘息を多階層・多様な時間軸で解析し、本評価法の有用性を明らかにすることを目的とする。30年度は、本研究を当院IRB申請およびUMIN登録の準備を行い、測定システム構築を行った。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
研究の実績で述べたとおり30年度はIRB申請及び測定システム構築のために時間を要したため。
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今後の研究の推進方策 |
今後症例集積を開始し、横断的及び縦断的に症例を集積し、PRMによるイメージングバイオマーカーを早期から重症までの喘息で多階層・多様な時間軸で解析し、本評価法の有用性を明らかにする予定である。
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次年度使用額が生じた理由 |
研究計画が遅れており、当初予定していた物品費用がかかっていないため次年度使用額が生じた。翌年度以降で必要な物品費用を使用する予定である。
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