研究成果の概要 |
けいれん重積型(二相性)急性脳症(AESD)における脳脊髄液および血清エクソソーム中マイクロRNAの発現解析について次世代シーケンスで検討した。AESD群5例および熱性けいれん症例群5例の脳脊髄液および血清からエクソソームを抽出しエクソソーム中のsmall RNAを次世代シーケンサーにて判読、データベースへ照合した。脳脊髄液からのべ176種類のマイクロRNAが症例あたり平均4,029リード検出され、miR381-3pの発現が脳症群で有意に上昇していた。血清からのべ663種類のマイクロRNAが症例あたり平均599,470リード検出されたが、2群間で発現に有意差のあるマイクロRNAはなかった。
|