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2020 年度 研究成果報告書

インターフェロンγ遊離試験を用いた結核感染診断における性周期の影響

研究課題

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研究課題/領域番号 18K16186
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分54030:感染症内科学関連
研究機関慶應義塾大学

研究代表者

上蓑 義典  慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 講師 (60748789)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2021-03-31
キーワード結核 / 検査 / 性周期
研究成果の概要

結核の診断に有用なT-SPOT、Quantiferonという2種のインターフェロンγ遊離試験(IGRA)について、性周期のある女性で、性周期に応じた結果の変動が生じうるのでは無いかという仮説をもとに臨床研究を実施した。今回の研究対象集団の間ではあきらかに性周期による結果のばらつきは認められなかった。特にIGRAの検査を実施することに関して性周期のある女性であっても、とくに性周期とは関係なくIGRAの判定を行うことができる可 能性が示唆された。

自由記述の分野

感染症診断学

研究成果の学術的意義や社会的意義

インターフェロンγ遊離試験(IGRA)は、医療従事者の結核曝露時健診などで用いられることが多いが、医療従事者には閉経前女性の比率が多く含まれるため、検査結果が性周期の影響を受けると適切に結核曝露時のリスク評価ができない可能性が懸念されたが、本研究の成果によりその懸念を払拭することができた。これは、結核曝露に対する感染管理を行なっていく上で有用な知識となりうる。

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公開日: 2022-01-27  

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