研究成果の概要 |
2型糖尿病男性212例において、TGF-β濃度と骨折リスクの検討を行った。平均年齢 62.6歳、罹病期間 11.8年、HbA1c 9.3%。骨粗鬆症、椎体骨折、多発椎体骨折者数はそれぞれ88例、75例、34例。血中TGF-β1濃度は年齢(r=-0.25)、罹病期間(r=-0.17)と負相関、BMI(r=0.16)、eGFR(r=0.18)、TRACP-5b(r=0.19)と正相関を認めた。骨密度とは相関しなかった。血中TGF-β1濃度は椎体骨折あり群となし群(49580, 49810pg/mL)、骨粗鬆症あり群となし群(48505, 50604pg/mL)で差を認めなかった。
|