研究課題
若手研究
<患児由来幹細胞の性質>健常児由来の幹細胞と比較しても増殖能力は同等であり、また細胞の分化能力としても幹細胞の特徴を変わりなく有していた。<幹細胞移植効果の検討> 疾患モデルマウスに対する患者由来乳歯幹細胞の移植効果の検討として、移植後の体重増加の推移の観察を終了した。体重増加や腸管の動きの変化、顕微鏡的変化などの結果を得た。患児由来幹細胞移植群においても体重増加は見られ、電気生理学的にも腸管蠕動は改善傾向を示した。今後もさらなる解析をする予定である。
小児外科
本研究は、ヒルシュスプルング病類縁疾患の患児由来の乳歯幹細胞を用いて自身の腸管蠕動を改善させることを目的とした研究である。既に健常児由来の乳歯幹細胞を用いた疾患モデルマウスの治療効果は証明済みであるため、今後も本研究を継続し、自家細胞移植での治療達成を目指したい。