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2021 年度 研究成果報告書

抗CD80/86抗体により誘導される免疫寛容維持機序の解析

研究課題

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研究課題/領域番号 18K16265
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分55010:外科学一般および小児外科学関連
研究機関帝京大学

研究代表者

内山 雅照  帝京大学, 医学部, 助教 (60713295)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2022-03-31
キーワード移植免疫学 / CD80/86 / 制御性T細胞 / 養子移植 / ドナー特異的抗体 / アナジー細胞 / 免疫寛容 / マウス心臓移植
研究成果の概要

研究成果の概要は以下の3点である。① CD80/86抗体によって、アロ反応が制御性T細胞以外の細胞群によって制御可能である。② CD80/86抗体はB細胞の活性化を抑制し、ドナー特異的抗体の産生抑制を誘導する。③ CD80/86抗体によって誘導されたCD4+アナジー細胞は、アロ反応抑制だけでなく、DSA産生抑制効果も持つ。

自由記述の分野

移植免疫学

研究成果の学術的意義や社会的意義

臓器移植術という究極的な治療において、最も重要なことは如何に移植臓器と折り合いをつけ、長期にわたり機能不全を起こさないようにするかである。現在も、それを達成するために、基本的な拒絶反応治療薬であるステロイドを始めとする非特異的な免疫抑制剤が使用されるが、副作用や新規悪性腫瘍などの多くの問題を抱えている。当検討において判明したCD80/86抗体による免疫寛容維持の機序の解明は、ドナー特異的な拒絶反応に対する治療、つまりオーダーメイド治療に繋がると考えられる。もちろん、この抗体のみですべての臓器移植に関する治療が完結するわけではないが、免疫抑制剤の減量に繋がる重要な知見を含む検討であると思われる。

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公開日: 2023-01-30  

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