本研究ではヒトsoluble PD-1 (sPD-1)遺伝子を抗がんヘルペスウイルスに導入して免疫チェックポイント阻害作用を持つ抗がんヘルペスウイルス開発を目的とした研究を行った。ヒトcDNAライブラリーおよびヒト血液サンプルmRNAからのクローニング・シークエンスを行ったがいずれも目的とするsPD-1 cDNAの作成には至っていない。原因としてはsPD-1遺伝子はPD-1分子のsplice variantで、通常のPD-1遺伝子と比べてcDNAライブラリーおよびサンプル中の含有量が少ないためと考えられ、国内外からの研究施設からのcDNAの入手し研究を継続の予定である。
|