流体モデル作成に、従来の高価で専門性の高いソフトウエアに頼らず、フリーソフトBlenderを用いたことは、より安価で汎用性があり、かつ質の高い三次元モデルの作成に寄与し、様々な分野への応用が可能と考えられる。また、小腸部位別切除率曲線により、クローン病の病態解明に役立ちうる新知見を見出し、英文原著論文として掲載された。 さらに、クローン病の腸管線維化抑制効果を表す臨床的マーカーはまだ存在せず、TIMP-1がそのマーカーに利用できれば、「線維化・狭窄予防」という観点からクローン病の治療方針決定のストラテジーを変えられる可能性がある。
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