高難度化する鏡視下直腸癌手術の均てん化のためには、評価・解析に活用可能な手術手技のデジタル化や、それに基づく手術支援システムの開発が必要である。本研究では、手術映像における手技をデジタル化した上でデータセットとし、手術器具や解剖構造、手術工程などを画像認識、解析するシステムの構築を行い、臨床への活用へ繋げる。 2021年度の実施内容としては、直腸癌手術領域で最も難易度が高く、技術評価やナビゲーションのニーズの高い側方リンパ節郭清術の手術動画の収集を行った。 また、2020年度に実施した動画内の時系列情報も含めた3D-CNNによる深層学習について、データの整理と論文作成と投稿を行った。 その他、これまでの研究成果の発信を積極的に行った。
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