研究課題/領域番号 |
18K16383
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研究機関 | 金沢大学 |
研究代表者 |
加藤 寛城 金沢大学, 医学系, 協力研究員 (20733843)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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キーワード | 心臓移植 |
研究実績の概要 |
今まで変動磁場冷却装置を使用した心臓保存の研究を行ってきた.ラットの心臓保存については、再灌流し心機能が保たれていることも証明できているが、大動物(ブタ)の心臓保存においては、再灌流して心機能測定できていない.本研究の目的は、大動物(ブタ)用の再灌流装置を使用して保存後の心機能測定を行い、変動磁場冷却装置を使用した零度以下心保存法の有効性を証明することである.大動物(ブタ)の心臓保存再灌流実験を行い、ラットでの実験と同じように心機能や代謝面、病理学的に検討を行い、変動磁場冷却保存装置による零度以下保存法の有効性を証明したいと考え,再灌流装置を作成した.SPFブタ(30㎏前後)を用いて,通常の4℃心保存群と変動磁場冷却保存装置による-3℃保存群に分け、それぞれn=6ずつ実験を行いデータ収集する予定であった. 2020年度より近隣の病院へ出向となったため,定期的に大学で研究を行う予定であったが,COVID-19受け入れ病院であるため,院外での活動を制限する必要があり,大学へ通いながら研究を行うことができず,当初の計画を1年延期させていただくこととした. 2020年度は,全国学会での移植の研究等についての知識を得るため学会参加のみを行った.
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
2020年度より近隣の病院へ出向となったため,定期的に大学で研究を行う予定であったが,COVID-19受け入れ病院であるため,院外での活動を制限する必要があり,大学へ通いながら研究を行うことができず,当初の計画を1年延期させていただくこととした. 2020年度は,全国学会での移植の研究等についての知識を得るため学会参加のみを行った.
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今後の研究の推進方策 |
COVID-19の感染が落ち着けば,大学へ通って実験再開が可能と思われるが,現段階ではなかなか感染が落ち着かず,実験継続可能か判断が難しい状態である.
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次年度使用額が生じた理由 |
2020年度より近隣の病院へ出向となったため,定期的に大学で研究を行う予定であったが,COVID-19受け入れ病院であるため,院外での活動を制限する必要があり,大学へ通いながら研究を行うことができず,当初の計画を1年延期させていただくこととした. 2020年度は,全国学会での移植の研究等についての知識を得るため学会参加のみを行った. 今年度は,COVID-19感染が落ち着き実験可能となった段階で再開する予定のため,次年度への繰り越しを申請した.
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