次世代シーケンサーを用いたある家系の連鎖解析によって肺がんの新規ドライバー遺伝子の候補として挙がった4つの遺伝子について、肺がん細胞株を用い、各遺伝子の発現の有無及び発現している細胞株においてはsi-RNAによる各遺伝子のノックダウンを行い、遺伝子発現の変化を確認した。また、細胞増殖マーカー遺伝子についても発現量の変化をq-PCRにて確認した。遺伝子発現の低下を認めた細胞株においては、sh-RNA下に細胞の増殖能、足場非依存性増殖、浸潤能を検討したが、発現レベルの低下に伴い、増殖能、足場非依存性増殖、浸潤能の低下を認める遺伝子について再現性を持った結果は得ることができなかった。
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