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2019 年度 研究成果報告書

ヒト脳脊髄液プロテオームによる全身麻酔後認知機能障害に対する創薬標的の網羅的探索

研究課題

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研究課題/領域番号 18K16468
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分55050:麻酔科学関連
研究機関三重大学

研究代表者

中森 裕毅  三重大学, 医学部附属病院, 助教 (80815994)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2020-03-31
キーワードPOCD / 全身麻酔後認知機能障害 / 術後認知機能障害 / プロテオミクス / プロテオーム / 脳脊髄液 / SWATH / DIA
研究成果の概要

ヒト脳脊髄液という貴重な臨床検体の経時的なプロテオーム変化の解析を行った。血液と比較してタンパク濃度の薄い脳脊髄液で質量分析を行うにあたり、Amicon Ultra(Merck社)にて限外濾過した後、Pierce Albumin/IgG Removal Kits(Thermo Fisher Scientific社)にてabundantなタンパク質を除去するという前処理方法を確立し、脳脊髄液でもプロテオーム解析が可能であることを示した。さらに、二次元電気泳動、iTRAQという多角的なプロテオーム解析でタンパクの経時的な増減を探索した。

自由記述の分野

集中治療医学

研究成果の学術的意義や社会的意義

術後認知機能障害(POCD: Postoperative Cognitive Dysfunction)は、高齢者に多くみられる脳障害の1つである。POCD発症患者は、術後入院期間が長く、長期生存率も低いことが知られているが、どのようなメカニズムで長期にわたり障害を及ぼすのか不明である。このような重要な問いに対し、ヒト脳脊髄液(CSF)という貴重な臨床サンプルの経時的なプロテオミクスからのアプローチで病態の主因となりうるタンパクを探索した。また、血液と比較して経験が乏しくタンパク濃度がはるかに薄いCSFでもプロテオーム解析を実現すべく、前処理方法を模索し確立した。

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公開日: 2021-02-19  

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