腸間膜虚血モデルのラットに対して間葉系幹細胞の投与を行い、急性期の虚血再灌流障害を抑制しうるか、また組織再生効果が得られるかを検証する実験を行なった。 初年度では虚血再灌流モデルの作成とその後の7日間の生存させることに時間を要したが、この手技は期間中に安定するようになった。最終年度では主に同モデルを使った検証を進めた。しかしながら次の段階である間葉系幹細胞の採取・培養の手技の確立に難渋し、時間を要している。現段階で間葉系幹細胞投与の有効性を検証できる段階に至っておらず、手技のさらなる安定化が必要である。モデルの作成は安定しており、必要な手技の確立は済んでいるため、今後実験数を増やして検討を重ねていく予定である。
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